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文化コーナー−書評

【03.03.01】「弁護士 裁判官になる」田川和幸著  日本評論社

竹内浩史

弁護士任官者のバイブル「弁護士任官者のバイブル」だと思う。

私が弁護士任官の師と仰ぐ田川先生は、化学工業会社勤務の後、1962年に弁護士になり大阪弁護士会に登録。1975年、奈良スモン訴訟の事務局を担当するため奈良弁護士会に登録換えし、その後、同会会長に三選され、日弁連副会長も務められた。

その間、社会党の推薦を受けて奈良市長選に立候補した事もあったとか。自由法曹団員でもある。

そして、1993年8月1日、59歳の時に弁護士任官された。
京都地裁、奈良地家裁葛城支部、神戸地家裁本支部、奈良地家裁五條支部等の判事を歴任。民事だけでなく、刑事裁判も担当された数少ない弁護士任官者である。

1999年2月に65歳で定年退官され、現在は奈良弁護士会員。

著者は、前記のような経歴を示し、「こんな者が裁判官に採用されるなど、皆さんは、今も考えておられないのではないか。それゆえ、その事実を知っていただくだけでも意義があると思い、披露することにした」(207頁)とおっしゃっている。採用決定を待つ間ずっと半信半疑であった私も、この本を読んで大いに勇気づけられた。

「任官希望を申し出てから、選考面接日通知に至る経過が非常に長く感じられた」「その間ストレスが高じたことにもこの際言及しておく」(25頁)とのくだりは身につまされた。あの田川先生でさえ、そうだったのか。この驚くべき事実が私の心の支えになったことにもこの際言及しておきたい。

過疎地の裁判所の「統廃合に反対するのであれば、このような支部に弁護士が任官して赴任し裁判に当たるという提案を日弁連ができなかったものか」「自分が弁護士任官すれば、困った支部長を一人でも減らすことができる」(21〜22頁)。なるほど、私も支部勤務を希望しようかと思った。

この本のタイトルの副題には「民衆の裁判官をこころざして」とある。

私もこころざしを高く持ち続けて、弁護士任官の評価を高めたいと思う。


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